- MacからiPhoneを操作したい
- MacにiPhoneの画面を表示させたい
- MacでiPhone専用アプリを動かしたい
と思っている人には「iPhoneミラーリング」で1発解決。
以前とは違い、iPhoneの全ての操作をMac上でできるようになりました。
この記事では、MacでiPhoneの全てを操作できる「iPhoneミラーリング」のメリットや使い方をご紹介します。
Macで作業している時でも、iPhoneに持ち替えることなく全てMacで完結できるようになるので、煩わしさがなくなります。
Macで作業中にiPhoneを持つのは面倒
Macで作業している時に、iPhoneに持ち替えて作業するような時はありませんか。
・iPhoneにくる通知を確認
・iPhoneでしか使えないアプリを使用
する時など。
その度に、わざわざiPhoneで確認や操作をするのはとても面倒。
Appleのデバイス同士の連携機能は素晴らしいですが、iPhone専用アプリなどはMacからは見たり動かしたりできないものもあるので
「なぜできなんだ?」
「できればもっと便利になるに…」
とずっと思っていました。
iPhone専用アプリをMacから操作したい
iPhone専用のiOSアプリは、かなり充実しています。
特にSNS。
・LINE
・Instagram
・Pinterest
・TikTok
などMac版のアプリやブラウザ版が存在するものもありますが、反応が悪かったり機能制限があり使い勝手が悪いものって多いですよね。
TikTokなんかはMacでブラウザ版を開くとほぼ固まります。
SNSを閲覧したり投稿したりするのは、やっぱりiPhoneからの方がサクサク動くし操作しやすい。
iPhoneをMacから操作できると、かなり効率が上がります。
画面ミラーリングとは違うiPhoneミラーリング
以前までのミラーリング機能は、iPhoneの画面をMacに写すだけの機能でした。
iPhone内の写真や動画を、Macの画面で見るということに使うだけだったのです。
今回登場した「iPhoneミラーリング」は、表示以外にMac本体から操作ができるという素晴らしい機能にパワーアップ。
iPhoneミラーリングを使うと、MacからiPhoneにワイヤレスでアクセスし、iPhoneのアプリや通知を操作できます。iPhoneはロックされたままなので、ほかの誰かがiPhoneにアクセスしたり、iPhoneを使ってあなたが行っている内容を見たりすることはできません。
Apple公式ホームページより
この機能をずっと待っていました。
MacでiPhoneを操作するメリット
MacでiPhoneを操作する最大のメリットは、持ち替える必要がないことです。
外でMac作業をしている時などに、鞄やポケットに入れているiPhoneをわざわざ出す必要がなくなります。
具体的にどんなメリットがあるのか、見ていきましょう。
iOSアプリが使える
個人的に1番重宝していることは、Macで編集したものをiPhoneで投稿する時。
今まではMac上で画像や動画を編集したものを、iPhoneに移してから投稿していました。
この作業がMac上で全てできるのは、それらの手間がなくなりかなりの効率化に繋がります。
文字入力はキーボードから打つのが最も速いし楽
文字入力をするのに、若い人たちはキーボードよりもiPhoneの方が慣れて速いと思いますが、Mac中心に作業をする人にとっては、キーボードの方が最も速く楽に打てます。
LINEやSNS投稿をしたい時などは、かなりの有効手段です。
コピペができる
MacとiPhone間でのコピー&ペーストができるようになりました。
テキストや画像データなど、Mac上で簡単にできるのでかなり時短になって便利です。
ただし、ウインドウ間でのドラッグ&ドロップはできないので、今まで通りAirDropを使用するしかありません。
iPhoneへの通知が確認できる
iPhoneへの通知もMacから確認できることはかなり便利。
わざわざiPhoneの画面を見ることなく、Macの画面から確認できます。
ニュース系はiPhoneアプリの方が充実
ニュース系のアプリは、iPhone専用のアプリの方が多種多様あり充実しています。
ニュースやトレンド情報を掴むのに、ウェブよりiPhoneアプリから取り入れる人は多いのではないでしょうか。
またSNS系のアプリもiPhone専用アプリが断然充実しているので、Macから見れるのはかなり嬉しいポイントです。
iPhoneミラーリングを使用する際の注意点
iPhoneミラーリングを使用する際には、いくつかの注意点があります。
MacとiPhoneさえあれば、使えるというわけではありません。
使うにはいくつかの条件が必要
iPhoneミラーリングを使うためには、MacやiPhoneのOS、使用する際の環境など一定の条件を満たさないと使えません。
またiPhoneがMacから離れている、いわゆるリモート操作はできません。
MacとiPhoneの距離は、BluetoothやWi-Fiが繋がる範囲内と認識しておきましょう。
使うための詳しい条件は、このあとご紹介します。
いくつかの操作はできない
iPhoneミラーリングは、MacにiPhoneの画面を表示してそこから操作できますが、以下の操作はできません。
- iPhoneのFace ID
- 電話
- カメラ
- マイク
電話・カメラ・マイクは、Mac本体でできるので特に問題はありません。
iPhoneミラーリングを使うための条件
iPhoneミラーリングを使うための条件は以下の通りです。
- MacとiPhoneで同じApple Accountにサインインしていること
- iPhoneがロックされておりMacの近くにあること
- Apple搭載のMac(M1チップ以降のもの)
- AppleT2セキュリティチップ搭載のMac
- MacはmacOS Sequoia 15以降をインストール
- iPhoneはiOS 18以降を搭載
- MacとiPhoneでBluetoothとWi-Fiがオンになっていること
これらの条件を満たしていないと、iPhoneミラーリングは使えません。
今使用しているMacのチップがわからない人は、このようにして簡単に調べることができます。
Macのチップを調べる方法
iPhoneミラーリングの設定方法
使い方はとても簡単です。
上記の条件を満たしていれば、以下の手順で簡単に始められます。
これでMac上からiPhoneを操作できるようになります。
iPhoneミラーリングを終了するには
・iPhoneミラーリングアプリを終了する
・iPhoneのロックを解除する
のどちらかで、すぐに終了できます。
iPhoneミラーリングの使い方
MacでiPhoneを操作するには、Macに表示されているiPhone画面内でマウスやトラックパッドで簡単に動かすことができます。
iPhoneミラーリングを使用する上で、少しだけ戸惑う操作があるのでポイントを上げておきます。
iPhoneミラーリングのサイズ変更
表示できる大きさは3種類。
・大きくする場合は『command+「+」』
・小さくする場合は『command+「ー」』
でサイズ変更できます。
ホーム画面の表示
アプリを開いていてホーム画面に戻りたい時は、以下の3つの方法があります。
方法1
「iPhoneミラーリング」ウインドウの上部にポインタを移動して、右上隅の「ホーム画面ボタン」をクリック
方法2
「iPhoneミラーリング」ウインドウの下部にある「バー」をクリック
方法3
キーボードの「command + 1」キー
開いているアプリを全表示
開いているアプリを全て表示するには、以下の2つの方法があります。
方法1
「iPhoneミラーリング」ウインドウの上部にポインタを移動して、右上隅の「アプリスイッチャーボタン」をクリック
方法2
キーボードの「command + 2」キー
まとめ
iPhoneミラーリングは、MacとiPhone両方を活用している人にとってはかなり重宝する機能。
macOSアプリとiOSアプリ両方があるものだと必要ありませんが、現在はiPhone専用のiOSアプリの方が充実していて使いやすいのは確かです。
iPhone中心に使っている人にとってはあまり必要ない機能ですが、Mac中心に作業をしている人にとっては欠かせません。
簡単に設定できMacからiPhoneを操作できるiPhoneミラーリングは、かなり便利なアプリになること間違いなしです。
- 条件を満たさないと使えない
- Mac中心の作業をする人には便利な機能
- iOSアプリをMacから操作できる
- iPhoneでしかできない操作がMac上でできる
コメント